津波という言葉


津波というのは、日本独自の言葉なのだと思っていたら、各国共通してtsunamiで通じるんだね。
私も、ニュースを見たときに、各国でキャスターが「ツナミ」と言っているのを聞いて、津波って、tsunamiなんだ~。。。と何だかよく分からない納得をしてました。(笑)





スマトラ沖大地震による津波の映像を撮影していたドイツ人観光客のビデオ画像が昨年末、テレビで流れた。これを見た人は、撮影者が「ツナミだ」と叫ぶのに気付かれただろう。ツナミは今やドイツ語にもなっているわけだ。日本がいかに“津波大国”かを改めて示した。
では日本では、「津波」はいつから使われているのか。東大地震研究所の都司嘉宣(つじよしのぶ)助教授によると、文書に「津波(津浪)」が登場するのは1611年、徳川家康側近が書いた『駿府記』が初めてという。それまでは、「四海波」などと呼ばれていたが、決まった表現はなかった(「外国語になった日本語の辞典」岩波書店)

津波とは、「津」つまり「港」を襲う「波」ということで、この現象の特徴を実によく表している。津波の波長は長く、台風の高波がせいぜい300mなのに対し、大きな津波では波長は100kmを超える。海上では周囲全体がゆっくり上下するため津波が感じ取れない事が多い。
津波が真の姿を現すのは、陸に打ち上げる際だ。特に湾の奥では、津波のエネルギーが集中する為、直線海岸より被害が何倍も大きくなる。「湾の奥」には港が立地しやすい。津波の力はまさに「津」で爆発するのである。三陸海岸が、2万人以上の死者を出した1896年の大津波をはじめ、繰り返し津波被害を受けてきたのは、一つには、湾の多いリアス式海岸のためだ。

津波は、環太平洋造山帯の一部をなす日本では昔から良く知られる。
欧州でも、人口の4分の1が犠牲になった1755年のリスボン大地震では大津波が発生、波は英仏海岸にも押し寄せている。しかし地中海沿岸の一部を除けば、欧州は津波に縁が薄く、「津波」を意味する各国語も正確さに欠けた。比較的津波に縁のあるイタリアやスペインでも津波を意味するmaremoto(マレモート)は、「海底地震」の意味にもなる。不正確さを嫌ってか、最近はtsunamiの使用が増えている。
英語でtsunamiが一般化したのは1946年。この年アリューシャン地震による津波がハワイを襲い、被災した日系人が口にした「ツナミ」という言葉が地元紙に使われたのがきっかけだ。
「タイダル・ウェーブ」(tidal wave)という言葉もあるが、tideとは潮の満干。これが伊・西語のマレモート以上に「誤った名称」(大英百科事典)だったことも、tsunamiの定着を促したようだ。

津波は韓国では漢字語で「海溢(ヘイル)」、中国では「海嘯」(ハイシャオ/かいしょう)という。「海嘯」は本来「海鳴り」の意だが、津波では海が唸るように聞こえる事から、日本では「海嘯」も「つなみ」と訓じて使った。この用法が明治期、中国に逆輸入されたといわれる。
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Commented by m_field_jp at 2005-01-14 15:56 x
きっと『津波』は日本独自の言葉だったんだね・・・・
『The biggest wave』でもなんとなく通じるかな~・・・と^^;
でもニュアンスが・・「波」になっちゃうから・・「tsunami」になったのかなぁ~~~~ ^^;;;;
Commented by chocopan4 at 2005-01-14 18:57
NYのトップニュースでTUNAMI!と聞いたときには耳を疑ったけれど、(そのときは地震が発生した事しか知らなかったから)日本に帰って来て事の重大さを知った次第。
しかしながらアメリカ人は地震発生の翌日には募金してました。
すばやい対応。
Commented by tom8ko at 2005-01-15 13:20
★m_field_jp さん★
「ビッグ・ウェンズデー」という映画があったけれど、ただの高波って感じなんだろうね。津波が来る前の潮の引き方は恐ろしいものがあるよね。。。

★chocopan4さん★
日本人は、誰かが動かないと行動に移さない、というところがありますよね。。
自分の意思で動くか、動けないかの違いかなぁ~。。。
by tom8ko | 2005-01-14 14:14 | ひとり言 | Comments(3)

そんな女の独り言


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